白木峰高原の体験学習施設
コスモス花宇宙館は諫早市の白木峰高原にあり、「大型望遠鏡を備えた天体観望室」「コスモス画家荒木幸史氏の絵画を常設展示するミュージアム」「各種教室やイベント等を開催できる多目的スペース」などを有する体験学習施設です。
長崎県第2の高峰「五家原岳(1057m)」の中腹、標高約330mという立地を活かした展望デッキやガラス張りの大型ホールがあり、諫早平野と有明海、さらにその向こうにそびえる雲仙普賢岳までの眺望を楽しむことができます。
入場は無料で、天体観望や絵画の観覧なども無料です。食堂や売店もあり、白木峰高原の花々を見に来られた方や「諫早市こどもの城」を訪れた方の休憩・食事等にも気軽にご利用いただけます。
館内見取図(クリックで拡大します)
天体観望室(4F)
4Fにある天体観望室は、スライドして全開できるスライディングルーフ式の屋根を持ち、複数の望遠鏡で同時に天体を見ることができます。ここには3台の大型望遠鏡(反射式1台・屈折式2台)と太陽望遠鏡などが設置され、天体指導員の解説のもと昼夜問わず天体の観望ができます。
反射式望遠鏡は口径400mm(最高倍率607倍)、屈折式望遠鏡は口径150mm(最高倍率340倍)で、本格的な天体観望を楽しめます。
晴れた日の日中は太陽観望会を、夜間には星空観望会を実施しており、開館日は無料でお楽しみいただけます。ただし星空観望会は季節や曜日により開催時間が変わり、特に火水木は予約制となっていますのでご注意ください。
天体観望会
開館日に毎日開催している観望会は以下のスケジュールとなっています。
昼夜共に、新型コロナウィルス感染拡大防止対策として少人数のグループに分け順次ご案内しております。そのため観覧希望者が多い場合は先着順となりますのでご了承ください。
- 雨曇天などの悪天候時は中止となります。
- 他のイベント等により時間が変更となる場合があります。
【昼】太陽観望会(通年)
開催日 | ご案内時間 | 受付 |
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全ての 開館日 (1日4回) | ①11:00~12:00 | 随時受付 ※ 最終案内は 各回終了の 10分前まで |
②13:20~14:20 | ||
③14:40~15:40 | ||
④16:00~16:30 |
【夜】星空観望会(4月~9月)
開催日 | ご案内時間 | 受付 |
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火・水・木 (1日1回) | 18:30~19:30 | 要予約 ※ 前の週の火曜18時 までに予約が必要 |
金・土・日 (1日3回) | ①19:50~20:10 | 随時受付 ※ 最終案内は 各回終了の 10分前まで |
②20:30~20:50 | ||
③21:10~21:30 |
【夜】星空観望会(10月~3月)
開催日 | ご案内時間 | 受付 |
---|---|---|
火・水・木 (1日1回) | 18:00~19:30 | 要予約 ※ 前の週の火曜18時 までに予約が必要 |
金・土・日 (1日4回) | ①19:00~19:20 | 随時受付 ※ 最終案内は 各回終了の 10分前まで |
②19:40~20:00 | ||
③20:20~20:40 | ||
④21:00~21:30 |
また、日食・月食・流星群などの天文イベントの際は、特別観望会を企画開催いたします。日時や詳細は、決まり次第イベント情報にアップしますので「イベント情報」ページをご覧ください。
特別観望会は予約制となりますので、必ず事前にご予約ください。
コスモスミュージアム(2F)
2階の「コスモスミュージアム」には、コスモス画家で有名な諫早市出身の荒木幸史氏の作品が展示されており、四季を問わずコスモスの可憐な姿を鑑賞することができます。
荒木作品には、コスモスをモチーフに華麗で繊細、詩情あふれるファンタジーな世界が多彩に表現されています。
「心は毎日が花曜日でありたい」がモットーで、優しさだけでなくたくましい花の生命に心が魅かれたという荒木氏の、素晴らしい作品の数々をご鑑賞ください。
観覧料は無料となっておりますので、お気軽にご来館ください。
【荒木幸史 プロフィール】
1937年長崎県諫早市生まれ。
油彩・アクリル・パステルを手掛ける。コスモスをモチーフに華麗で繊細、さらに詩情豊かな作品を描き続け、“コスモス画家”として全国的に知られている。
ボザール展奨励賞、日仏ベストアーティスト賞、ル・サロン展入選など数々の賞を受賞。
2018年1月没。
【日本美術会会員・日本美術家連盟会員】
略歴
- 1969年:宮崎県生駒高原のコスモスに感銘を受け、コスモスを描き始める。
- 1978年:福岡市の画廊で初の個展を開催。以降、全国各地で毎年個展を開催。
- 1990年:大阪・花の万博にコスモスファンタジーコーナーが設けられる。
- 1991年:大阪府貝塚市文化会館コスモスシアターの緞帳(どんちょう)原画制作。
同年、文部省(現文部科学省)刊「文部時報」の表紙絵や企業カレンダーにも起用される。 - 1996年:諫早市のコスモス花宇宙館に常設展示ホール「コスモスミュージアム」が開設される。
- 2000年:福岡市美術館特別展示室で個展開催。
- 2002年:パリの「ギャラリグランパリ」で初の海外個展開催。
- 2008年:大丸ミュージアム東京にて35周年記念展。
- 2010年:大丸松坂屋東京・大阪京阪・熊本鶴屋にて特撰展開催。
- 2017年:現役最後の展覧会が大阪・天保山にて開催。